健康の秘訣、うさぎの食べ物（牧草をこぼしたり、嫌いな部分は食べてくれません・・・）

牧草をこぼしたり、嫌いな部分は食べてくれません…

「牧草をこぼしたり、茎を残したりするから、茎の無い柔らかい牧草に変えた方がいいのかしら？」という、ご相談を受ける事がよくあります。

牧草を切り替えるのは、ちゃんとした理由を踏まえた上で行って頂きたいので、詳しくご説明いたします。

同じ牧草でも、好きな部分と嫌いな部分があります

うさぎさんは、私たちが思うより結構「グルメ」です。

同じ牧草でも、「葉の部分は食べるけど、茎を残す」逆に「穂や茎は食べるけど、葉を食べない」など、より分けて自分の好きな所だけ食べることも珍しくありません。

また、より分けて食べるため、牧草入れから一度全部を出して、その中から好きな部分を探し出したりもします。

こうなると、牧草が下に落ちてしまったり、嫌いな部分ばかり残ってしまったりと、 飼い主さんにしてみれば「もったいないなあ…」という問題が出てきてしまいます。

でも、これは仕方のない行動で、残した部分はなかなか食べないでしょうですし、下に落ちてしまった牧草は不衛生なので、やっぱり捨てるしかありません。

1番刈りと2番刈りの違い

お客様のご質問で、「葉の部分ばかり食べるから、葉が多い2番刈りにした方がコスト的にも安くつくし…」という内容がよくあります。

しかし、1番刈りに比べ、2番刈りは美味しいのですが、繊維質が低くカロリーも高めです。

1番刈りの葉の部分だけでも食べてくれるのであれば、もったいないですが、1番刈りをあげてください。

高齢で、一番刈りを食べにくくなったら…

2番刈りは、食欲が落ちた時、高齢で硬い1番刈りが食べにくくなった時、などに与えるのが最適です。

1番刈りと2番刈りを上手に使い分けましょう

落ちた牧草や食べ残した牧草は、もったいないでしょうけど、「食べてくれるのであれば、1番刈りを」が鉄則です。

特に、まだ年齢が若いうちは、しっかり1番刈りを食べてもらいましょう。