うさぎの飼い方(基本的なうさぎの知識)

  • Q
  • うさぎって飼いやすい動物ですか?

うさぎは、犬や猫とは全く違う動物です。
予防接種などもありませんし吠えたり大きな声で鳴いたりしないので比較的、飼いやすい動物といえるでしょう。
うさぎの習性など理解して頂ければ仲良く出来ますよ!

  • Q
  • うさぎの飼い易い所・飼いにくい所を教えてください。

うさぎの飼い易い所

  • ほとんど聞こえない小さな鳴き声なので、ご近所に迷惑がかかりません
  • 犬のように外へ散歩させる必要がありません
  • 予防接種がありません
  • お風呂に入れる必要がありません
  • 排泄物も体臭もほとんど臭いません(健康的な食事が整っていれば)
  • 食費など犬や猫に比べて安くつきます
  • メスでも生理がありません

うさぎの飼いにくい所

  • トイレは覚える子と、覚えない子がいます
  • 何でもかじる習性があります
  • 温度管理が必要です(エアコンは必須です)

  • Q
  • うさぎはさみしいと死ぬって本当ですか?

よく、この言葉を耳にします。「一匹で飼うといけないの?」と思われがちですが、元々うさぎはテリトリー意識が高く、基本的に一羽から飼い始めることをお勧めします
多頭飼い(二羽以上飼う)を望まれる場合は、 うさぎの性質と注意が必要となります。

また、うさぎは基本的に昼間は寝て、夕方から活動を始めます。
ですので、昼間、留守番をさせる事には問題ありません。

ただし、どんなに忙しくても、毎日のご飯・ケア・コミュニケーションは決して怠らないで下さい。

  • Q
  • うさぎには水を飲ませなくってもいいのですか?

いいえ、うさぎも私達と同じ哺乳類なので、毎日新しい水をあげなくてはいけません。
24時間以上水を飲まなければ、死んでしまいます。
ボトルから水を飲むよう覚えさせた方が、衛生的に良いでしょう。

  • Q
  • うさぎは臭いますか?

うさぎは汗をかかないので、体臭はほとんどありません。
排泄物は、正しい食生活と清潔な環境が整っていれば、ほとんど臭いません。
「うさぎは臭い」と思われがちですが、きちんとお世話をしてあげれば、臭わない動物です。

  • Q
  • うさぎはなつきますか?

愛情をこめて、一生懸命育ててあげれば、必ずなついてくれます。

「うちの子は、なついてくれない」という方もいらっしゃいますが、うさぎさんとのコミュニケーションを色々考えて、どうすればなついてくれるかが分かれば、一緒に遊んだり、なでなでさせてくれたりできるようになります。

うさぎさんの気持ちを考えて、優しく接してあげてくださいね。

  • Q
  • うさぎは名前を覚えますか?

うさぎは、頭のいい動物なので、ちゃんと名前を覚えてくれます。
しっかり名前を呼んであげてくださいね!

  • Q
  • うさぎに何を食べさせればいいのですか?

主食は牧草です。うさぎさんが好む牧草を探してあげて、食べ放題にしてください。

次に、ペレットです。ペレットは1日に決まった量を食べさせます。
ペレットの種類やうさぎさんの体の大きさにより、与えるペレットの量は違ってきますが、ペレットは牧草のサブ的補助食品として与えてください。

おやつとして、野菜・果物を与えるのも良いでしょう。
ただし、あくまで「おやつとして」で、与えすぎに注意しましょう。
サプリメンをおやつ代わりにするのも良いでしょう。

  • Q
  • うさぎにシャンプーやお風呂は必要ですか?

いいえ、うさぎは汗をかかない動物なので、お風呂に入れたりシャンプーをする必要はありません。

どうしても、お尻周りがひどく汚れてしまった場合など、例外として、部分的に洗うこともありますが、基本的には、一生、お風呂に入れる必要はありません。

  • Q
  • うさぎに散歩は必要ですか?

犬のように、毎日散歩をする必要はありません。
基本的に家から外へ出すことも必要ありません。

うさぎさんとコミュニケーションをとるために、おうちの中の安全な場所で、飼い主さんが目を離さないようにすれば、一日に一定の時間を決めて遊ばせるのは、とてもいい事です。

また、たまには気候のいい時期に、ハーネス(リード)をつけて、外で遊ばせるのもいいでしょう。
しかし、外は危険がいっぱいなので、きちんとした知識を持って、安全に遊ばせてください。

  • Q
  • うさぎには、予防接種は必要ですか?

いいえ、うさぎには、犬や猫のような予防接種は必要ありません。
病気の予防は、ちゃんとした食事・環境が整っている事が、第一です。

  • Q
  • うさぎって鳴きますか?

とても小さな声ですが、ブゥブゥとかクゥクゥなどの可愛い声で鳴きます。

  • Q
  • おやつはあげてもいいですか?どのくらいの量ですか?

おやつは、早くても生後6ヶ月以降にあげるようにしてください。

また、おやつは食事の面を考えると、本当は必要の無いものなので、一日にほんの少しだけの量でとどめておくようにしましょう。

  • Q
  • うさぎが食べるものなら何でも食べさせてもいいですか?

いいえ。基本的には、牧草・ペレット以外のものは食べさせる必要はありません。
例えば、私達が口にするパンやクッキーなどをうさぎさんが好んで食べるかもしれませんが、食べさせてはいけません。
おやつは、うさぎに安全なものを与えましょう。

  • Q
  • うさぎには生理はありますか?

いいえ。うさぎには生理はありません。

おしっこに血が混ざっていたり、お尻周りに血が付いていれば、病気のサインです。
様子を見ずに、すぐ病院へ連れて行ってください。

  • Q
  • 夏・冬の温度はどうしてあげればいいですか?

エアコンで、暑さ・寒さの対策をしてあげて下さい。

暑さ・寒さ対策のグッズもありますが、真夏や真冬はどうしてもエアコンが必要になります。

  • Q
  • うさぎを迎える時にそろえておくものは?

最初に必要な物

  • ケージ――うさぎさんにとって安全・快適な物&飼い主さんが使いやすい物
  • 牧草
    • ティモシーの1番刈りが一番一般的です。
      その他、個体の性質や趣向によって様々な種類のぼくそうもあります。
      店員さんと話し合って、その子に適した牧草を見つけてあげましょう。
  • 牧草入れ――草がこぼれにくいもの、うさぎさんが食べやすいもの
  • ペレット――健康に配慮されたもの
  • ペレット入れ――ひっくり返さない物がお勧めです
  • 水入れ――できれば、ボトルで飲めるようになる方がいいです

できればそろえておきたいもの

  • うさぎの飼育書――信頼性の高いもの、読みやすいもの
  • キャリー――病院などへ行く時には、必ずキャリーに入れましょう
  • 温湿度計――温度・湿度管理は必ずおこないましょう

しばらくして様子を見ながら

  • トイレ――洗いやすいもの、うさぎさんに合っているもの
  • トイレ剤――万が一うさぎさんが食べても安全なもの
  • 爪切り――最低2~3ヶ月おきには、爪を切りましょう
  • ブラシ
    • できれば、ブラッシングが出来るように練習しておくと便利です。
      どうしても無理な場合は、うさぎ専門店などでやってもらいましょう。
  • サークル――齧ると危険なもの、齧られると困るものは、うさぎさんが近付けないようにしましょう。
  • 休足マット――うさぎの足の裏を保護する為のグッズです
  • 暑さ、寒さ対策グッズ――温度管理は、基本的にエアコンで調節するのがベストですが、それにプラス、グッズがあると便利です
  • 気をつけて欲しい・心がけて欲しい事

    • うさぎを購入する時期

    最低でも、「生後2ヶ月」を迎えた仔うさぎを 購入してください。

    母うさぎから最低1ヶ月間、たっぷりお乳をもらって、ペレットや牧草をきちんと食べられるようになり、 健康に育った仔うさぎを飼ってください。

    • うさぎを診れる動物病院を探しておいてください

    事前にうさぎを診れる獣医さんを探しておいてください。

    特に仔うさぎは体調を崩すと命取りになります。
    体調の異変に気付いたら、すぐ安心して診てもらえる獣医さんに連れて行けるようにしておいてください。

    • うさぎをお迎えしたら、しばらくはそっとしてあげて

    うさぎは、環境の変化でストレスを感じやすい動物です。

    新しいおうちに来て、初めは怖がるかもしれません。

    2~3日はケージの中で大人しく見守ってあげてください。
    1週間くらいかけて徐々に触ったり、部屋に出したりして、少しずつ慣れさせていきましょう。


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