正しい食事で予防できる病気(うっ滞を知ろう!)

うさぎの飼い方~うさぎの飼い方、まとめてみました!是非、読んでください♪

只今、スマートホン向けにリニューアルをしております。
しばらく、読みにくい状態になりますが、申し訳ありません。

 

基本的なうさぎの知識 健康な仔うさぎの見分け方
 健康の秘訣、うさぎの食べ物
 ┗ 牧草
ペレット

おやつ・野菜・果物
牧草をこぼしたり、嫌いな部分は
食べてくれません…

種類の違うペレットに切り替える方法
 正しい食事で予防できる病気
 ┗ うっ滞を知ろう!
伸び続けるうさぎの歯を削るには
うんちの大きさで分かる
健康状態
 エアコンで温度管理を!
 ┗ 温度管理のノウハウ
寒さ対策、これで安心!
暑さ対策、これで万全
夏の車内は危険!!!
 とても大切なケージ・キャリーの話
 ┗ うさぎにとって安全で快適なケージを選びましょう
キャリーは、うさぎ専用の物を使いましょう
ケージをかじって困ります
抱っこへの道【初級編】
 トイレ・爪切り・ブラッシングなど
 ┗ トイレのノウハウ・おしっこの話
うさぎも爪切りが必要!爪切りの話
特に換毛期は、ブラッシングをしっかりしてあげて!
ダニ予防!もしダニが付いたら、早期発見・早期治療!
 うさぎと上手にコミュニケーションをとろう!
 ┗ うさぎさんと楽しく安全に遊ぼう!
ちゃんとコミュニケーションとれてますか?
危険な物、かじってませんか?
うさぎの性質・性格・行動・心・気持ち
 大切な話(健康診断・多頭飼い・その他)
 ┗ サプリメントで健康アップ!更にご機嫌もアップ!
うさぎを飼う上で、必要なチェック項目
お家で出来る健康診断
2羽以上でうさぎを飼う(多頭飼い)について
その他知っておいて欲しい大切な事
うっ滞を知ろう!
ある日、突然うさぎさんが何も食べなくなってしまった。
大好きなおやつさえ食べてくれない。うんちが小さい・ほとんど出ていない。
うずくまって元気が無い。

こんな症状を「うっ滞」と言います。

うっ滞とは、ストレスや病気などが原因で、胃腸の動きが止まり、食べたものが胃腸に溜まったり、ガスが溜まって、お腹が痛くなる症状です。

うっ滞は、個体差にもよりますが、いつ起こってもおかしくない症状です。

しかし、うっ滞を甘く見てはいけません。
うさぎはうっ滞により、さらにストレスが溜まり、放っておくとどんどん症状は悪化していきます。
そして、重症になると死の危険にもさらされます。

うっ滞の症状が見られたら、なるべく早く動物病院へ行き、治療を受けてください

 

大敵!「うっ滞」を知ろう!
うっ滞とは・・・

うさぎさんに良くある病気の一つとして「うっ滞」という症状があります。

うさぎさんの胃腸はとても繊細で、いつも動いていないといけません。
うさぎさんの胃腸の動きがにぶくなったり止まってしまうと、腸にガスがたまる事により胃の動きもにぶくなります。

そして、お腹がパンパンに張って、苦しくなり痛みを感じます。

 

「うっ滞」になる原因は様々です。
季節の変わり目、気温の急激な変化、食欲低下、ストレス、病気から引き起こされるものも・・・。つまり、何が原因でうっ滞になってしまうか分かりません

また、うっ滞は突然起こります
「昨日まで元気だったのに・・・?」
「今朝は何とも無かったのに・・・?」
「2時間前まで、いつも通りだったのに・・・?」
なんて事も。

「何かおかしいな?うっ滞なのかな?」と思ったら、様子を見たりせず、一刻も早く病院へ連れて行ってください。

 

うっ滞に限らず、どんな病気でもそうですが

「割と元気そうだから様子を見よう」
「もし病気じゃなかったら、獣医さんに申し訳無いから・・・」
「今、忙しいから、後でも大丈夫か」
という考えは、とても危険です。

少しでも病状が軽いうちに病院へ連れて行ってください。
病院に連れて行くまでに、時間が少しでも遅れたら、うさぎさんの状態が、あっという間に悪くなるかもしれません。

早期発見・早期治療」が鉄則です!

 

うっ滞の症状
以下の症状のどれか一つでも当てはまったら、「うっ滞」を疑ってください。
【食欲】
・野菜・果物・おやつをたべたそうな素振りはあるのに食べない。
・牧草・ペレットを全く食べずケージの隅などで、じっとして動かない。
【水を飲む量】
・いつもより水を飲む量がかなり少ない
・全く水を飲んでない
【糞や尿の状態】
・いつもより糞の大きさが小さい
・いつもより糞、尿の量が少ない
・全く(ほとんど)糞や尿をしていない
【耳の温度】
普段から耳を触って、健康な時の耳の温かさを知っておいてください。
体調を崩している時は耳の温度が下がります。
【行動】
うさぎさんは、体調が悪い事を隠す習性があります。
「見た目が元気そうだから大丈夫」は危険!
また、ケージの隅にうずくまってあまり動こうとしない状態になると、うっ滞がかなり進んでいます。
とにかく、すぐに獣医さんへ連れて行ってください。

 

うっ滞を引き起こす原因の色々
病気から引き起こされたうっ滞

何らかの病気になり、食欲不振・元気喪失などから、うっ滞を起こすケースは多く見られます。

この場合、原因となる病気の治療を行うと同時に、うっ滞を治していかなくてはいけません。
場合によっては、うっ滞を治して、ある程度元気を取り戻さないと、本来の病気の治療ができないこともあります。

 

ストレスから来るうっ滞
一番多いのがストレスによるうっ滞です。
ストレスの原因は沢山あります。気候の変化、新しい環境、騒音などでも、うさぎにとってはストレスとなります。季節の変わり目、子うさぎを向かいいれた時、引越しをした時、人間の家族が増えた(赤ちゃんが生まれた)時、新しくペット(うさぎ・犬・猫など)を飼い始めた時など、ちょっとした環境の変化があった場合、気をつけてください。

 

不正交合によるうっ滞

歯が異常な伸び方をして、食事がとれない・とりにくい場合、胃腸の動きが悪くなり、うっ滞へつながるケースがあります。不正交合を防ぐためには、牧草をしっかり食べる事です。ペレットの量は多すぎませんか?おやつをあげ過ぎていませんか?とにかく、毎日牧草をしっかり食べて、歯を磨耗させ、不正交合を防ぎましょう

不正交合が起こってしまった場合、獣医さんで歯を削ってもらいます。大抵はこれでご飯を食べてくれるようになります。

 

異物が胃腸で詰まった時のうっ滞・毛球症
うっ滞が起こりやすい原因の一つに、「毛球症」があります。
うさぎはきれい好きで、常に体を舐めて身繕いをしています。
この時、抜けた毛がお腹に入ります。
通常であれば、この毛は排泄物と共に流れ出るのですが、換毛期等で大量に毛を飲み込んでしまった場合や胃腸の動きが鈍くなっている場合などに、毛が胃腸で詰まってしまい、毛玉ができて、胃腸から排出されなくなってしまいます。
この状態を「毛球症」といいます。
毛球症の予防は、まずは、やはりしっかりと牧草を食べる事です。
繊維質の高い牧草を食べる事で、毛玉ができにくくなるのです。
そして、特に換毛期にはしっかりブラッシングをして、抜ける毛を飲み込まないようにしてあげてください。
また、怖いのは、異物を食べてしまった時です。
ペットシーツ・紙類・ビニール製のものなど、齧って遊んでいるうちに食べてしまい、胃腸で詰まってしまうケースです。
この場合、最悪、開腹手術で取り除く事もありますので、うさぎさんが異物を食べてしまわないよう、普段から注意をしてください。

 

獣医さんへ連れて行く時の注意

まず、飼い主さんが落ち着いてください。大切な事です。

そして、獣医さんに「いつ頃から」「食欲」「元気度」などをしっかり説明できるよう、メモにでも書いて行くと、落ち着いて説明できるでしょう。
糞などを持って行くと、獣医さんも治療がしやすくなるかもしれません。

また、このような緊急事態に備えて、前もってうさぎ専用のキャリーを買っておきましょう。

とにかく予防!そして毎日の健康管理!

「うっ滞」は、いつやって来るか分かりません。

うさぎさんを毎日良く観察して、少しでも「あれ?何かおかしいかな?」と思ったら、一刻も早く獣医さんへ連れて行ってください。

「あれ?何かおかしいな?いつもと違う?」という感覚はとても大切です。
早めの治療が、うさぎさんのうっ滞の治りも早いのです。

うっ滞は、とにかく原因を取り除く事です!
季節の変わり目・環境の変化に気をつけてください。
普段からブラッシングを習慣にしてください。
食べてはいけない物は、うさぎさんから徹底的に排除してください。

「たかがうっ滞、されどうっ滞」。

うっ滞は比較的なりやすい症状ですが、決して甘く見ないことです!

 

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